Ise City, British Council Photo by Hakubun Sakamoto
伊勢市アーティスト・イン・レジデンスには、最新テクノロジーや映像などのメディアを使って創作をするアーティストや、作家、サウンドアーティスト、パフォーマンスアートに携わるディレクターなど、現代の英国の多様なクリエイティブ力を映す6組7名のアーティストが参加しました。初来日となるアーティストから、日本文化を研究するアーティストまで、背景もさまざまでしたが、伊勢市には全員が初の滞在となりました。
アートと科学が交わる場所で作品を制作するアーティスト。レジデンス中は伊勢市のいろいろな場所の風や湿度を計測したほか、ヒノキの香りに惹かれて、香りのサンプルをあちこちで採取していました。
アーティストであり、劇作家、研究者。日本文化について数年前から学んでいて、今回は本からでは学べない知識以上のものを得る絶好のチャンスとなりました。
建築を学び、個々の“場所”が持つ性質をテーマにインスタレーション作品を制作する。伊勢で触れた神道の考え方、建築へのアプローチから、今世界中で論じられているさまざまな課題に思いを巡らせました。
作曲家であり、モバイルオーディオメディアを用いて作品をつくるサウンドアーティスト。レジデンス中は、伊勢市内のあちらこちらであらゆる音を採取していました。
振付家、パフォーマー。現在、ロンドン大学アジア・アフリカ学院で日本学を研究しています。レジデンス中は鈴鹿市で聴覚障害のある人たちとダンスのワークショップも行いました。
写真や動画、映画の拡張形態でのインスタレーションやその他レンズを使った媒体を用いて制作するアーティストデュオ。レジデンスでは、以前滞在した韓国での体験とつながる意外な発見がありました。