子どもたちの実際の反応

事前の準備の段階でトピックを知らされているので一所懸命準備をしている生徒もいれば、全く準備しなかった生徒もいました。当日にグループ編成すると予告をして、準備できる部分と、やり取りが即興で行われることの両方への心の準備ができるように配慮しました。

生徒のテストに関する感想(アンケート)は次のような結果でした。

  1. 積極的に参加できたか…体育学系は100%“Yes”でした。
  2. 相手に分かりやすく話す…これも体育学系が一番“Yes”が多かったです。
  3. 会話表現、要するに反応するときのConversational strategyに関わるフレーズやfiller(「あの」「ええと」など)が使えたか…これも体育学系がすべて“Yes”が多く、逆に能力が高い生徒ほど自身への評価が厳しくなる傾向から“No”と答えた生徒が見られたのかも知れません。
  4. 緊張に関しては大体半々。
  5. 楽しかったか…“Yes”が大多数でした。
  6. 楽しかった理由…相手を知ることができた。自分の意見が言えた。みんながうなずいて聞いてくれたから楽しかった・嬉しかったが多数。会話が続けられた。習っていない単語を絞り出そうとしたときが楽しかった(体育学系)。
  7. 力が出せたか…比較的ポジティブなものが多かったです。ある程度自信がついて、自分自身へのハードルを上げ、到達できる体験を数多く積めば、自信の度合いが上がると思います。
  8. 英語学習に対する内省…本当にさまざまな意見がありました。英語学習に関しては外国語と体育学系が両極と思い、この2学系の生徒の回答を上げました。「しっかり意見を言えるようになりたい」「表現の幅を広げたい」というのはやはりという感じですが、体育学系の生徒の「質問ができるようになりたい」「単語ではなくて文で会話したい」「もっと語い力をつけたい」「文法が学びたい」回答は新鮮な驚きでした。
  9. 感想…芸術学系の生徒は「初めて英語を話すことが楽しいと思えた」と答えました。外国語学系の生徒は「テーマを今度自分たちで考えてみたい」という前向きな提案をしています。

 
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