ディスカッションをPlayableに記録する
グラフィックファシリテーターのやまざきゆにこさんは、Making the City Playableの会議に終日寄り添いライブドローイングをくりひろげ、濃密な会議の模様をカラフルな22枚の絵巻物を描きあげた。この日の各セッションに共通して多く描かれたのは♡(ハート)だという。そして笑顔がたくさん描かれたと同時に、暗い顔で俯向く人々も多く描かれた。疎外感を感じる人、自信がない人、本当は遊びたいのにきっかけがない人、Playに参加できない人々が都市にはたくさんいて、そういう人にこそPlayの招待を送らなければいけないのだ。残された22枚の絵を振り返ると、都市と人々のつながり、Playの可能性について話し合われたこの日の論点が生き生きと蘇る。休憩時には絵を囲んで、各国のクリエイティブ・プロデューサーと一般参加者が対話する光景も見られた。グラフィックは言葉や文化背景の異なる人をたやすくつなぐ、優れたコミュニケーションツールになった。